隊長のん太 酒蔵通りたんけん隊通信 Vol.12
そろそろ
お花見号
2004/3/26
 
●さあそろそろお花見の季節

お仕事の方は「年度末」で大忙しでしょうが、一歩外に出ると「梅は咲いたか桜はまだか」という感じですね。
東広島近辺の桜の見頃はだいたい4月上旬前後のようです。
また、この時期、酒蔵通りでは新酒のつくりがそろそろ終わって、「甑(こしき)倒し(甑仕舞)」、各地での品評会・鑑評会が年中行事となります。


●花見と酒

花見といえば酒、また花といえば桜ですね。
インターネットの検索エンジンで「花見」「酒」などを検索すると、とにかくいろいろ出てきます。
お花見の人気スポットや桜の開花予想、なぜ日本人が花見と称して、酒宴に興じるのか、などなど…。
例えばいわく、昔から桜と酒宴はセットだった、なぜなら、さくらの「さ」は神様、「くら」はその神様のいる場所、「さけ」も「さかな」も神様の飲み物・食い物で、そのお下がりをいただいた人間がそのまま酒宴に突入したとか。
ちなみに、捧げ物とは「さ」神様が「さげ」てくれるものだそうです。
(神様にものをあげると、神様は太っ腹なのですぐによしよしといって下げてくれるのです。)
またいわく、花見という桜の下での酒宴の習慣は昔は貴族のレジャー、時代が下がると庶民も花見をするようになったとか。
またいわく、昔は「花」といえば「梅」だったがその後「桜」の人気が高まりこちらが主流になったとか。

  

ま、いろいろ理屈はありましょうが、日本人はなんだかんだいってもやはり花見が好きですね〜。
あ、皆様、飲みすぎには注意しましょうね。そして、くれぐれも飲酒運転はなさらぬように。


●甑(こしき)倒し(甑仕舞)

さてこの時期、酒蔵では「甑(こしき)倒し」(甑仕舞)の時期です。
「甑(こしき)」というのは酒造りで米を蒸すためのでっかい桶のことです。
酒造りでは、麹(こうじ)づくり、酒母づくり、仕込みと、どの段階でも蒸米が使われます。(Vol.10■酒づくり豆知識参照)
ですから、秋から始まる酒造りの全期間中、毎日毎日朝早くから甑で米を蒸します。
そして、最後の仕込みに使う米を蒸し終わると、今年の甑の役目も終わり、甑を倒して洗うので「甑倒し」というわけですね。
甑倒し(蒸米が終了)のあとも、搾り、火入れなどの工程はありますが、本当に忙しい時期は過ぎて季節の酒造りはこれで一段落、ということで、連日休みなしに働いた蔵人さんたちの労をねぎらって慰労会も開かれるということです。
後片付けの仕事も終わると蔵での仕事は終了、蔵人さんたちも家に帰り、来年またよろしくお願いします、となるわけです。
もちろん今は連続蒸米機を使って製造している会社もあり、そこでは甑が実際に倒れるわけではありませんが…。


●第53回西条清酒品評会

甑倒しが終わると、新酒の品評会・鑑評会の季節です。
品評会・鑑評会は西条管内のものから広島県、杜氏組合、国税局、全国のものまでいろいろあります。
全部の終わるのが5月頃ですが、結果がでるまでの間は、杜氏さんや関係者の方々にとっては落ち着かない日々だそうです。
そのうちのひとつ、「西条清酒品評会」に臨時編集長のん太6号が潜入しました!

審査会場 褒賞授与式
きき酒会場 懇親会アトラクション
西条酒造組合次郎丸太鼓の皆さん

この品評会は西条酒造組合の主催、昭和27年から始められたもので今回が53回目、西条酒造組合傘下の14蔵から1点づつ計14点の新酒が出品されました。
審査は、外部の専門家6名が審査員となって行われます。
写真は本物の審査ではなく、報道関係者向けに数分間だけ実演されたデモンストレーションですが、新酒のサンプルも本物のようでしたし、実際の様子もおそらくこのとおりでしょう。
審査員の先生がメモを片手に、代わる代わる各サンプルの香りを嗅ぎ、口に含み、ズルッと息を吸って味を利き、傍らの容器にピチャッと吐き出す一連の動作が、まるで厳粛な儀式を見ているようです。
審査の結果、最優秀は亀齢酒造五号蔵、西垣昌弘杜氏さんのものと決まりました。おめでとうございます!


《おしらせ》
■第七回広島酒蔵まつり "SAKE FESTIVAL"


平成16年3月28日(日) 午前11:00〜午後4:00
広島市中区本通7-1 広島アンデルセン4F スカンジナビアホール
《前売り券》1,500円 《当日券》2,000円
◆出展商品 約250品目 全て試飲できます (販売もあります)
◆蔵元さん大集合!! 杜氏さんや蔵元さんに直接話を聞くことができます。
◆吉田町から『吉田神楽団』がやってくる!! (公演予定 12:30〜 14:30〜)

出展蔵(予定) 蓬莱鶴 一代 白鴻 菱正宗 老亀 宝寿 富久長 旭鳳 美の鶴 峰仙人 賀茂鶴 賀茂泉 八重の露 亀齢 瑞冠 喜久牡丹 華鳩 美和桜 西條鶴 千代乃春 千福 宝剣 白牡丹 福美人 向井桜 酔心 本州一 天寶一 喜美福 広島商業協同組合

◆お問い合わせ先
《主催》広島県酒販青年連合会 広島市中区十日市町2-10-10
事務局 TEL(082)291-1311


●【酒蔵通りたんけん隊通信】バックナンバー
Vol.11 暖かくなってきました号 2004/2/24
Vol.10 一年の計は元旦にあり号 2004/1/30
Vol.9 酒蔵通りもクリスマス号 2003/12/21
Vol.8 終って早一ヶ月号 2003/11/26
Vol.7 酒まつり2日目号 2003/10/12

それ以前のバックナンバーは「特別ご案内号」をご覧ください。


●編集後記
取材で使うため、デジカメの一眼レフを買いました。「Nikon D70」というヤツで、3月19日発売の新商品。
西条清酒品評会もちょうどこの日で、早速デビューです。審査会場の写真がそれまで持っていた「Canon IXY DIGITAL 200」で撮ったもの。その他は新しい「Nikon D70」で撮りました。違いがわかりますかね?
ホームページ用の写真は解像度が低いし、画像処理ソフトで手直しもできるのですが、やはり一眼レフはレンズを通る光が多い分、最初からキレイに撮れるような気がします。
[カメラの性能で未熟さをカバーしようとする臨時編集長兼カメラマン:のん太6号こと山田元]


●【酒蔵通りたんけん隊通信】
■編集・発行:酒まつり・酒蔵通り広報委員会
〒739-0025 東広島市西条中央7-23-35 (社)東広島市観光協会内
■たんけん隊入隊(メール配信)・除隊(配信停止)のお申込は:
http://sakematsuri.com/tanken/intro.html
■ご意見・ご感想などは:
info@sakematsuri.com
■酒まつり・酒蔵通りホームページ:
http://sakematsuri.com/

 
copyright©2003,2004 (社)東広島市観光協会・酒まつり・酒蔵通り広報委員会; all rights reserved.